Issue link: https://read.uberflip.com/i/1468632
コンテンツ概要 › デジタル変革のために教育 機関はどのようにデータを 活用するべきか › データのミッションとビジネ スにおける価値 › データ、アダプタビリティ、 アジリティ › データのアジリティ › データをどのように使用す れば私たちの組織にアダプ タビリティをもたらすことが できるのでしょうか？ › 最後に › 著者について John Brady氏のアイデアは、組織や役割の全体に当てはまります。資金集めの担当 者は、予期しないパターンの資金提供者をデータから見つけることができますか？施 設の二酸化炭素排出量を削減する機会をデータから読み取れますか？財務担当者は、 効率を改善するための新しい方法をデータから考案できますか？ITリーダーは、厳密 さと創造性を持ってクラウド最適化の仮説をテストできますか？組織は、採用データと 学生サービスデータ、また学生エンゲージメントデータをまとめて調査して、採用と学 生サポート、および成績の間の相関関係を見つけられますか？ 好奇心は革新と改善を推進します。データをアジャイルすることにより、従業員はアイ デア、仮説、推測を思考のスピードで自由に探索し、データをもとに新しいアイデアを 促進させることができます。 データをアジャイルにするために教育機関は、何のデータをどのように取得しどのよ うに保存するのか、そしてそのデータの利用方法と利用条件、必要なツールとスキル などに関して取り組む必要があります。 データを取得する データを素早く使用するには、まずデータを素早く所持する必要があります。そして、 そのデータを未知の用途に使用することを考えると、既知の用途に必要とされるもの 以上のデータを集める必要があります。一言で言えばそれが"ビッグデータ" です。幸 いなことに、クラウドの使用でデータの保存コストは低く、今も下がり続けています。し たがって、私たちは莫大なデータ生成のため、ビジネスプロセスを計測し、分析に利用 できるようにします。例えば、IoTアプリケーションには、大量のデータポイントをクラウ ドに送信するセンサーが含まれていることがよくあり、企業や組織が即座に分析する ことや、将来の分析を目的とした保存を可能とします。また現在では、企業や組織はさ まざまなタイプのデータを処理できるようになりました：例えば、ビデオ、テキストや音 声などです。このすべての情報を斬新かつ興味深い方法で使用する可能性は非常に 大きいものです。例えば高等教育機関は、さまざまなメディア形式の学習オブジェクト を取得し、カタログ化して適切な学生に適切なタイミングで提供することができます。 アラブ首長国連邦(UAE)の大手EdTechプロバイダーであるAlef Education は、学習プラットフォームを通じて毎日1億のデータポイントを収集し、学生の進捗 状況に関するリアルタイムのダッシュボードを作成しました。そして、対象を絞った サポートや評価プロセスを自動化しました。これにより教員の時間が節約され、学 生にはよりパーソナライズされた学習体験が提供されます。 8