モダナイゼーションを
どのように定義するか?
影響をどのよう
に数値化するか?
追求すべき標準
のパスはあるか?
コスト削減の先に
ある価値は何か?
はじめに
モダナイゼーションのパスは、ビジネス価値を生み出すチャンスです。しか
し、そうしたチャンスは明確に定義または数値化されていません。まず、さ
まざまなクラウドソリューションがあることや、ビジネスへの影響を数値
化する標準的なメトリクスがないため、基本的なクラウドインフラストラ
クチャのモダナイゼーションを正当化するのは困難です。
この課題には、数値化の方法だけでなく、モダンクラウドサービスを区別す
る方法も含まれます。今日、94% の企業がクラウドインフラストラクチャ
を使用しており、その多くは、クラウドサービスの使用は本来モダンなもの
であると見ています。例えば、金融サービス企業の IT 部門マネージングディ
レクターの 1 人は、「クラウドのモダナイゼーションと言うのは矛盾して
いる。そもそも、クラウドはモダンであるべきではないのか?」と言ってい
ます。
さらに、クラウドのモダナイゼーションに唯一のパスはありません。ある小
売企業の IT 部門シニアディレクターは、「私たちの次のモダナイゼーショ
ンの対象は、オートメーションと機械学習である」と言っています。 メディ
ア企業の IT 部門 VP は、「データベースサービスの使用は、クラウドのモ
ダナイゼーションの良い例になるだろう」と言っています。別の小売企業の
IT 部門シニアディレクターは、「クラウドのモダナイゼーションはサーバー
レスと API 駆動型への移行である」と言っています。
不明確であるクラウドのモダナイゼーションについて明確にするため、当
社は、組織がモダナイズに取り組むためのパスについて調査し、それぞれが
もたらす価値を数値化することにしました。
このホワイトペーパーは、クラウドインフラストラクチャとアプリケー
ションをモダナイズすることによる、ビジネス価値と運用への影響に関心
のあるお客様に、ガイダンスを提供することを目的としています。