Modern Application Development

Determining the total cost of ownership: comparing serverless and server-based technologies - JP

Issue link: https://read.uberflip.com/i/1506661

Contents of this Issue

Navigation

Page 1 of 22

現在、サーバーレス戦略を導入する企業が増えています。実際、調査対象の組織の 75% 以上 が、サーバーレス戦略を実装済みであるか、今後 2 年以内に実装する予定であると答えています (451 Research)。また、サーバーレステクノロジーの活用の幅を広げるお客様も増えています。 Amazon Web Services (AWS) ユーザーは、2021 年には 2019 年の 3.5 倍のワークロードを AWS Lambda で実行しています (Datadog)。 ユーザーのリクエストに基づきコンピューティングとメモリを動的かつ自動的に割り当てる機能を備 えており、市場投入までの時間を短縮することができるため、サーバーレス戦略の人気は高まってい ます。ほとんどのユースケースでは、サーバーレス戦略の活用によって、インフラストラクチャの管 理、アプリケーションのスケーリング、サービス統合の構築などに時間を費やすのではなく、ビジネ スロジックやコード作成に注力して、顧客価値を提供できるようになります。また、インフラストラ クチャ管理に手間がかからないため、環境設定工数と保守費用の削減が可能になります。これにより、 組織は IT 予算と開発リソースをオペレーションからイノベーションへと方向転換することができま す。サーバーレステクノロジーを使用した従量課金制モデルにより、大規模で固定的な設備投資から 柔軟なオンデマンド消費へと移行できます。これによりユーザーは、ちょうど必要な量のコンピュー ティングリソースを動的にスケーリング、カスタマイズ、プロビジョニングできるようになります。 その結果、ビジネス上の俊敏性も強化できます。 ただし、入力データ/アクセス量は変化するため、サーバーレスモデルで利用費用を見積もることは簡 単ではありません。また、導入をご検討中のお客様の多くは、サーバーベースまたは仮想マシン (VM) ベースのコンピューティングとサーバーレスのオプションを比較して、コストを最適化したいと考え ています。当社では 2019 年に、サーバーレスアプリケーションとサーバーベースアプリケーション の両方の総保有コストを比較するためのフレームワークを導入しました。その際、インフラストラク チャコスト、開発コスト、およびメンテナンスコストを考慮に入れました。その分析で、サーバーレ スアプローチではインフラストラクチャコスト (アプリケーションワークロードの「実行コスト」と 一般的に呼ばれるもの) が高くなる可能性がある一方で、インフラストラクチャ、開発、メンテナン スのコストを節約できるため、TCO は大幅に低くなると結論付けました。 Deloitte Industry Insight 2

Articles in this issue

Links on this page

view archives of Modern Application Development - Determining the total cost of ownership: comparing serverless and server-based technologies - JP