エグゼクティブサマリー
本書では、Kubernetes を用いたオンプレミスシステムのモダナイゼーションに関する現在の課
題を取り上げます。Amazon Web Services (AWS) のクラウドサービスにはいくつかの利点があ
りますが、低レイテンシーやデータ局所性など、依然として一部ワークロードをオンプレミスで
実行しなければならない理由が数多くあります。これらについては後ほど詳しく説明します。こ
れらの課題に対処するために、Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS) を活用
した一連のソリューションを紹介します。特に、オンプレミスで Kubernetes を実行するソリュー
ションである Amazon EKS Anywhere は、AWS がサポートするツールと特定用途向けのパッ
ケージによって、オンプレミスのコンテナとインフラストラクチャの永続的な管理だけでなく、
クラウドへの移行の手段としても活用いただけます。
本書は、ビジネス要件に最適なソリューションを企業の意思決定者が判断する際の評価プロセス
を加速させることを目的としています。
2